BNP Paribas Brazil のチーフエコノミスト、Gustavo Arrudaが
Yahoo Financeで新興国の2021年のアウトルックについて語りました。

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Yahoo Finance
「2021年はどのようになるとおもいますか?」

Gustavo Arruda
「新興国を考えるとき、グローバルの見通しだけでなく、グローバルが
新興国に与える影響を考えないといけません。そして新興国といっても
それぞれの国ごとに考えなければなりません。それぞれの国が独自だからです。
グローバルでいうと、まずワクチンが新興国に影響してきます。」

「重要なファクターでいうと2つあります。ワクチンとリクイディティになります。
ワクチンの効果がよくなかったりすると、新興国へはすぐ悪影響がでます。
リクイディティもそうです。お金が借りられなくなったりすれば、すぐ悪影響がでます。」

「インフレーションなんかもそうです。私のいるブラジルではインフレーションは
1.5%を予定していましたが、2020年は4.3でした、なぜなら食料品不足で、食料品
がインフレーションしたからです。この問題は改善はされているようです。」


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「新興国を考えるとき、3つのチャネルを考えます。まずは貿易のチャネルです。
ここでは中国が多くのものを買っています。
2つめはグローバルの景気サイクルです。これがあがれば、新興国の景気も上がってきます。

3つめはリクイディティで、米ドルが弱くなっているのが新興国をたすけます。
ドルが下がれば、コモディティーの価値は高くなるからです。そして、貿易でより
利がでるようになり、新興国の借金も少なくなるからです。これらが新興国に
とって良い状況をつくりだします。」

新興国のETF(EEM)iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF
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新興国のETF(EEM)ですが、順調にあがっています。アリババ(BABA)が
30%以上下落したにも関わらずです。以前はアリババ(BABA)が保有銘柄で
1位でしたが、今は台湾セミコンダクターが1位になっています。
このような時にETFの分散の力がでたような気がします。また、セクター
でいうと金融も多いので、経済復活への期待もあります。


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新興国のETF(EEM)iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF
の上位保有銘柄

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注目です。