新型肺炎ウイルスの影響で、今期の中国経済は経済危機以来のスローな成長率になるとロイターの40人のエコノミストが一致したようです。
2020年の第1四半期の経済成長率の予測は6%から4.5%へ引き下げられました。
この引き下げは年率に換算すると2019年で6.1%のものだったのが、2020年は5.5%と予想されています。
この数字は1990年以来で一番悪いようです。
しかし、エコノミストは楽観的であるようで、2020年の第2四半期は5.7%までもどるだろうと予測しています。
6.5%までもどると予想しているエコノミストもいるようです。

現在新型肺炎で中国では1,300人以上死者をだしていますが、実際に起こるだろう経済ダメージを
正確に試算するのは今のところ不可能とおもわれているようです。
しかし、Q1で2%は経済成長率が下がるとエコノミストは試算しているようです。下がった
成長率は後日リカバリーできるだろうが、場合によりリカバリーできないものもあるようです。
たとえば、サービスで髪を切らなかったら、2回でなく、1回ですむので、1回分は失われるようです。

中国政府がうまく対処できなかった場合は、最悪のケースだとQ1で3.5%は下がることが予想されているようです。
その場合だとQ1の成長率は2-3%となり、2020年には5%となると予想されています。
この数値は中国政府が考えている最悪のケースの数字とほぼ同じようです。

あるエコノミストはウイルスが4月には対処されたとしても、早急なリカバリは期待はできないと言っています。
もとの経済成長にもどるには1年はかかるかもしれないようです。

SARSの時と比べると中国の影響は世界的に大きくなっているので、経済の影響もより大きくなるようです。

今後数値等を見守りましょう。