多くの投資家が株を売るのはいつがいいのか??わからない時もあり、疑問を投げかけます。
ウォールストリートの格言では利確をして、破産した人はいない
というのがあります。これはロスより、利確のほうが多ければ破産はしない
という意味です。

インベスタービジネスデイリー(IBD)ではダウンサイドのリスクを少なくするために
ロスカットは7%-8%の間ですると推奨しています。これと
同じように利確のルールもシンプルにしています。

株を買ってから、株価が上昇しつづけるとき、利確するかどうかの判断は簡単ではありません。

インベスタービジネスデイリー(IBD)では長期的な投資を成功させるために
ルールをもうけています。そのルールとはシンプルで
株価が一旦ブレイクアウトして、20% から25%の利益になったら、ある程度利確する、
マーケットの調子があまり良くないようだったら、全部利確する。
しかし、マーケットが上げ調子で株価の上昇がまだ初期だと思えるときは
利確は3分の1くらいに抑えて、そのままホールドでも良いとなります。そして、
残りのポジションを注意深くみておく。

インベスタービジネスデイリー(IBD)の創始者でレジェンドの投資家ともいいわれる
William O'Neilは多くの株がベースからブレイクアウトして20% から25%上昇して
その後コレクションとして急落するというのをきづき
、1960年代にこの株の売りルールを確立させました。

このルールの例外というのは、ブレイクアウトして2~3週間で20%以上
上昇し、マーケットが上昇志向の場合です。その時は8週間はホールドして
より多くのゲインが取れるか注意深くみたほうが良いそうです。
このような時はより多くの利益がとれることがあります。
このような時は長期的のリーダー銘柄に対してのみで他はルールに当てはめて
利確したほうが良いようです。

理由としては
1、あなたの持っている銘柄の多くは大きな勝者とならない可能性が高い
2、損失というのは誰もがすることであるので8%とロスカットとしておくのが良い
3、利確というのは自信を与えてくれる
4、株をもっていても、下落局面ではデットマネーとなる
5、一旦利確しても再度チャンスがあれば、再エントリーできる

ラスベガスサンズ(LVS)の例をみていきましょう。
ラスベガスサンズ(LVS)は2013年58.21で買いポイントを形成して、ブレイクアウトしました。
7週間で26%上昇しました。①で利確するのがいいタイミングになります。

その後6週間グダグダして、 買いポイント73.59で2013年12月
再度ブレイクアウトしました。しかし、今回は12%上昇したのみで、
それから急落し、すべての上昇分を取り消しました。

3度目は虚偽のカップベースでした、V字のカップベースは虚偽のカップベースです。
そして、虚偽のカップベースからブレイクアウトできなくて、株価は
ダウントレンドになりました。2016年には株価は安値の 34.55をつけました。
長期でもっている投資家は利益をとれませんでした。


無題


このような例から虚偽のカップベースを見破る分析とファンダメンタルをみながら
長期投資よりも利確行っていくのがいかに大切かわかります。